今日は魚!切り身レシピ集 by 切り身ニスト・すぎま

魚はさばけない会社員でSEのすぎまが、男らしく切り身魚料理を作り続けるブログ!

魚料理が面倒だと思って作りたくない方へ

魚料理が苦手だと思い込んでいる方へ

 

・はじめに


魚料理は、手間かかるし、生臭いし、食べる時に骨が面倒くさいし、魚の名前は覚えられないし、難しいと思っている方が、「家で魚料理をやってみようかな。」という方向に一ミリでも傾いてもらえることを目的に今回のコラムは書いています。

魚のレシピを500以上書いている僕ですが、一人暮らしを始める25歳まで料理を習ったのは、調理実習ぐらいでした。

そんな僕が魚(主に切り身魚)を料理してきて、「魚料理ってそんなに敬遠する必要はないんじゃない?」と思うようになりました。

・魚料理が簡単だと思うようになったワケ

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色んなレシピ、調理法で魚料理を作ってきましたが、魚の一番美味しい食べ方は、塩焼きです。

下処理である塩振り(魚の重さ2%の塩を魚に振って、20分程おき、水気をキッチンペーパーで拭きとる作業)をして、魚の重さの0.8%分の塩を振って、強火の遠火でじっくりと焼いた魚はとってもジューシーに仕上がります。

使う調味料は塩だけです。

岩塩や高級な塩でなくても、スーパーで売っている1kg200円の塩で十分です。

調理工程は「焼く」だけです。

そして、魚料理と言いつつも、自分で魚をさばける必要は全くなくて、切り身で売っている状態で十分おいしいです。

魚料理が敬遠される理由の一つとして、骨があって食べにくいという意見をよく聞きます。

骨がない切り身(メカジキ、サメ、カツオ等)や、頭や骨ごと食べられる魚(シシャモ、わかさぎ、ちか等)があります。

骨が付いている魚は、魚好きな人、時間のある時に食べれば良いな~と思っています。

居酒屋の焼き鳥だって、塩かタレの2択です。

タレといっても醤油ベースの甘辛い照り焼き用のタレが多いです。

塩焼きという調理法は、それはそれで立派な調理方法なのです。

塩焼きなら使う調味料は一種類でいいし、自分でさばける必要もないし、骨を気にせず食べられるので、魚料理のハードルは敬遠する程高くはないですよ。

・肉よりも魚を買うようになったワケ

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鶏肉、豚肉、牛肉の3種類あります。

それぞれ薄切りだったり、一枚肉だったり、ひき肉だったりします。

お肉がダメだという気は全くありませんし、買うことだってもちろんあります。

肉よりも魚を買うようになったのは、このブログを書くようになったのが発端です。

色んな魚を買うようになり、「肉より魚の方が飽きないな」と思うようになり、肉より魚を買うようになりました。

調理方法は塩焼きで十分と書きましたが、鮭(しゃけ)の塩焼きと鰤(ぶり)の塩焼きと鱈(たら)の塩焼きでは、食べた時の味、食感が全然違います。

鮭と鰤は身の固さ、脂のノリで味に違いが出てきます。

鱈は身がふわふわな塩焼きになります。

魚によって全然違うんです。

あと、カマが安くておいしいんです。

カマとは切り身で売ってるような大きな魚の頭を縦に真っ二つに切った部分のことです。

頭を縦に二つに割るので、一匹から2つしか取れません。

なのに、これがとってもお買い得で売られている。100gいくらという値段設定ではなくて、ざっくり300円とか。200円とかです。

カマはとっても脂がのっているので、魚焼きグリルで塩焼きすると、ジュワジュワーと美味しそうな音がしてきます。

カマは骨や皮と一緒になっていることが多いので、箸以外にも手を使って食べますが、一心不乱にほじくって食べます。

面倒くさいと感じる前に食べ終わってしまいます。

脂ののったお肉よりも脂ののった魚の方が食べやすいのでは?と思っています。

・魚の名前を覚える必要はないんだと考えを改めるようになったワケ

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外食でお寿司やお刺身の盛り合わせを注文すると、
「これはヒラメです。」
「これは中トロです。」
「これはハマチです。」
と、This is penですか?とツッコミたくなるように魚の名前を言われながら提供してくれます。

魚の種類はたくさんあるんだなぁと思うのですが、家で料理するのに「どの魚を買ったら良いのかわからない。」なんて心配する必要はありません。

魚に限らず、野菜や果物には旬があります。

日本にも、外国にも四季があって、その時の海の状態によって取れる魚が変わります。

しかし、冬になったら鰤が美味しいといわれるのは寒鰤ですが、「寒」の字が付かない鰤は一年中スーパーの店頭に並んでいます。

秋の味覚とされている秋刀魚も冷凍されて、一年中売られています。

チリなど遠い南米で獲れた鮭が低価格で日本へやってきて店頭で年中並んでいます。

というように四季や旬がありながらも、鮭(さけ)、鰤(ぶり)、鱈(たら)は季節を関係なく一年中並んでいます。

この3種類だけでも違いがわかれば十分です。

赤身魚の代表として鮭、脂ののった魚の代表として鰤、白身魚の代表として鱈。

名前のわからない魚でも肉厚なら、鮭や鰤と同じように調理すればいいし、白身魚なら鱈と同じように調理すればいい。

そもそも調理方法がわからないから買わないとひるむよりは、「魚は塩焼きにすればなんでもおいしい」と考えてしまえばいいのです。

お寿司や刺身盛り合わせで、初めて聞いたような魚が出てくることがありますが、知らないことに対して苦手意識を持つよりも、それを興味のきっかけにしたら食に対するアンテナが広がるのかなぁと思います。

・おわりに


魚料理は簡単です。

そりゃあ、ミシュランの星を狙うとか、料理亭の味レベルを目指したいということであれば、話は変わりますが、家庭で食べる料理のレベル普通はそこまで求めていないハズです。

魚が肉よりも買う人が多い理由は調理法の難易度というよりも、「なんとなく面倒くさそう」と考えてしまう心理的なハードルだと思っています。

そんなに難しく考える必要はなくて、簡単に調理する方法はいくらだって世の中にあふれているし、魚を売る方だって、食べやすいように加工したり、調味料に漬けた状態で販売したりと、買ってもらうための工夫として手間暇をかけてくれています。

お刺身や貝を食べる文化は他の国にはないものですし、せっかく海に囲まれた国に生まれたのですから、魚料理を家庭でもっと楽しんでみませんか?

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