一人旅の出発前は不安でどうしようもないのに、また一人旅をしてしまう理由
大学3年生から毎年一人旅をしています。
行き先は離島であったり、行ったことがない都道府県だったり、世界遺産だったり、その時の思いつきで決まることがしばしば。
旅行に行く直前はワクワクしてとても楽しみにする人が大半だと思いますが、私の場合、一人旅の出発直前はとても憂鬱な気分になります。申し込んだ時はとてもワクワクして申し込んでいるはずなのですが。。。
憂鬱な気分になる原因は一人旅という旅の仕方にあります。
自分が全く知らない土地へ、誰にも頼ることなく、何日間か過ごすと言う事は、命がけといっても言い過ぎではありません。
「そんなオーバーな(笑)」という人の気持ちもよくわかります。
困ったら誰かが助けてくれると言う事はあり得るのかもしれませんが、最初から困ることを前提に旅のプランを練る一人旅の人はいません。
不安や憂鬱の中で、「ウジウジしても仕方ない!」と意を決して行動に起こし、自分のやりたかったことができたときの達成感は何事にも変えられません。
不安な気持ちは旅先に着いた瞬間に無くなるんです。
空港で立ち止まってても誰かが指示してくれるわけではないし、「自分から動き出す」以外の選択肢がないからです。
その時得られる気持ちの変化が快感になって、旅から帰ってくると、また一人旅をしたくなってしまうのでしょう。
達成感を得るための行動は、別に立派なことでなくていいのです。
・予定通りの電車にの乗ることができた。
・宿やホテルについてチェックインすることができた。
・荷物が何もなくなることなく朝を迎えることができた。
そんなことで充分なのです。
そんな事は日常生活では当たり前ですが、一人旅では当たり前では無いのです。自分の思い込みや自分のルーズな行動によって旅の姿はいくらでも変わってしまうのですから。
旅先ではわからない事はいくらでも出てくるのです。
・どこでご飯を食べたらいいのかわからない。
・バス停の細かい位置がわからない。
・道に迷って自分が今どこにいるのかわからない場所に行き着いた。
不足の事態は多々起こります。
不便なことだっていくらでも出てきます。
・自分の荷物を抱えたまま食事やトイレをしなければならない。
・食べた料理がおいしくても共感する人がいない。
・防犯上、自分から話しかけないと話し相手はできない。
それらを乗り越えながら一人旅をして、無事に帰ってこれると言う事は傍から見れば、行ってきたんだから帰ってくるのが当たり前だろうと思うでしょうが、旅してきた側からすれば、とても大きなことを成し遂げてきた気持ちがとても強いです。
一人旅をして得られることは、いくらでも出てきます。
・自分が何をしたいかを強烈に考えさせられる。
・衛生面含め、自分の身体は自分で守るという意識を高められる。
・相手に助けを求める時に、どうしたら自分の考えが相手に伝わるかを考える。
・自分が見ていたい風景を時間を気にせず見ていられる。
・自分が美味しかったお店は毎食でも食べられる。
・他人の優しさに触れることができる。
・先入観を取り除いたモノの見方ができる。
・お金のありがたみがわかる。
・同じように一人旅している人と共感意識が芽生える。
サラリーマンとして働きつつ、週末に海外旅行へ行かれているリーマントラベラー東松さんのように海外旅行経験が豊富な方でも、帰国の度に収まる気配のない興奮があるとツイートしています。
旅から帰った日は、無事に戻った安心感と収まる気配のない興奮とありふれた日常さえも新鮮に見える高揚感で、体は疲れているはずなんだけど心はどんどん元気になっていく。
— リーマントラベラー東松 (@ryman_traveler) 2018年2月12日
結果、旅から帰った日はいつも眠れない。#明日からは会社なのに
一人旅はいくら本を読んだり、人の話を聞いただけでは決してわかりません。実際にしてみないとわかりません。検索ではなく、体験こそが大事なのです。
旅に出る前と帰ってくるまでの間で、気持ちが下がったり、上がったりするけど、帰国した時は安堵感で溢れてくる。
それが一人旅で苦労してもまた旅に出ようと思わせる要因だと私は思います。
そんなわけで、今はマレーシアへの一人旅に出る準備をしています。
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