今日は魚!切り身レシピ集 by 切り身ニスト・すぎま

魚はさばけない会社員でSEのすぎまが、男らしく切り身魚料理を作り続けるブログ!

外国人に混じった台所で、あなたは何を作れますか?

・外国の旅先で共同キッチンが付いてる宿に宿泊
 
先日、ニュージーランドのテカポという人口400人程の村へ旅行しました。
 
星空で有名なこの村は、ニュージーランド国内外から星を見にくる観光客が沢山やってきます。
 
リゾート地なのでホテルのグレードも様々。
 
レストランやプール付きの高級ホテルや、相部屋ドミトリーまで幅広くあります。
 
私は相部屋ドミトリーの宿に泊まりました。
 
予約した部屋は男女混合4人の相部屋で、トイレ、シャワー、キッチンが共同でした。
 
値段は一泊3000円ほど。お安いんです。
 
台所は掃除が行き届いており、鍋や包丁、お皿は多くあり、ピーラーやすりおろし器もあり、とても充実していました。
 
・台所に立つ人は少ない
 
観光地な上に町の人口は400人なので、飲食店はそれほど多くありませんし、値段も観光地価格です。
 
テカポには食料品を扱っているスーパーが一軒あり、野菜や肉、調味料を買うことが出来ます。
 
テカポは山の中にある町なので、残念ながら、行った時には切り身魚は売っていませんでした(残念)
 
「台所付きの宿に泊まる人はどんな料理をするのかな?」と楽しみにしていたのですが、泊まっているお客さんの中で料理をしている人は割合としては少数でした。
 
インスタント麺を買ってきてお湯を注いでいるだけの人、サラダ用の野菜を買ってきて何も付けずに食べている人、パンをトーストしてクリームを塗るだけの人、リンゴをかじるだけの人。
 
旅先だからでしょうか、台所に立つ人は少なかったです。
 
その宿には二泊したのですが、初日と二日目に一人ずつ、日本人に会いました。
 
二人に話をすると、一人は31歳でオーストラリアでワーキングホリデーを2年間、もう一人は28歳で学生自体に海外ボランティア経験者で、海外経験が豊富な二人でした。
 
この二人、日本人らしい料理を作っていました。
 
・海外で料理するからこそ、日本の料理を。
 
海外経験が豊富なこの二人は、宿の台所でご飯を炊いてました。
 
一人は炊飯器、もう一人は鍋を使って。
 
台所でご飯を炊くことは、日本だったら日常の出来事ですが、海外の台所で、外国人に混じった中だと、それがいかに凄いことかを痛感します。
 
炊飯器に研いだお米をいれたら、時間をおいてお米に水を含ませるために、待ってる。
 
外国人の中に混じって、お米をはかって研いで鍋に入れ、スマホで時間を測りつつ、耳を傾け鍋の中の音を聞く。
 
その光景を見ながら、カッコイイと心から思いました。
 
歳下ながらもこの二人のことを尊敬しています。
 
日本人らしさをそこで見ることが出来たからです。
 
「せっかく外国に行ったんだから、現地の食材や調味料を使って料理がしたい。」と私自身思っていました。
 
そのつもりでスーパーの中に並んでいる食材を見ていたし、調味料売り場にも足を運びました。
 
散々迷った挙句に買った調味料は、
・KIKKOMANの醤油
です。
 
調味料の説明は全て英語ですし、どんな味がするのかも知らない調味料では料理できないんです。
 
買った醤油で作った料理は、
・鶏肉の手羽元
・豚肉のバター醤油炒め
・牛肉の照り焼き
・ラム肉の生姜焼き
です。
 
日本人なら誰もが知ってる味付けで、これまで作ってきたレシピを参考に作りました。
 
切り身魚があって欲しかったです(苦笑)
 
・鍋でお米が炊けるようになろう。
 
台所で二人が作った料理は、一人は牛丼、もう一人はみそ汁でご飯を海苔に巻いて食べていました。
 
わざわざ時間をかけてご飯を炊く理由を聞いたら、
「お米が好きなんですよね。」
と共通した答えが。
 
先日読んだ本にも書いてありましたが、普段とは環境の違う海外でエネルギーになってくれる料理は、
・どんな味のするかわからないものよりも、普段から慣れ親しんだ味のする料理
なのです。
 
旅先のレストランで食べる料理を否定しているわけではありませんし、海外で新しい調味料に挑戦することを止めているわけでもありません。
 
ただ、日本にいる時から新しい調味料に興味を持って、日々色んな料理を作っている人でないと、いつも作ってる料理しか作れないことを知って欲しい。
 
日本の味付けがする料理を海外で作っても恥ずかしがらないで欲しいのです。
 
私は切り身魚の料理をしょっちゅう作ってる人間だったので、「海外に行ったら、現地の調味料でなんでも作れる!」とテングになっていたのです。
 
台所でご飯を炊く日本人の姿はめちゃくちゃカッコイイですよ。
 
私も今回の件をきっかけに、月に一度くらいは、鍋でお米を炊いていきます。
 
そうすることで、今回の体験を思い出にすることができるし、自分の気付いていなかった日本人らしさを再確認できるからです。
 

 

次に外国の台所へ立つ機会がいつになるかわかりませんが、その日に備えて、常日頃から料理を続けていきます。

 

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